マウスピース矯正を始めたいと思っているけれど、虫歯があることに気づいて不安になっていませんか?「虫歯があると矯正できないのでは」「治療が必要なら矯正はあきらめるべき?」そんな心配は不要です。実は、虫歯があってもマウスピース矯正を始めることは十分に可能です。
この記事では、千代田区の歯医者「市ヶ谷番町歯科クリニック」が、虫歯治療とマウスピース矯正の関係、治療の進め方、そして矯正を成功させるために知っておくべき5つのポイントをわかりやすく解説します。
1. 虫歯があってもマウスピース矯正は可能!ただし条件があります
1.1. 基本的には虫歯治療を優先することが推奨される理由
マウスピース矯正は、虫歯があっても開始できる場合がありますが、歯科医師の多くは矯正治療を始める前に虫歯治療を完了させることを推奨しています。その理由は、矯正治療中に虫歯が進行すると、痛みや不快感が増すだけでなく、治療計画そのものに影響が出る可能性があるためです。
虫歯を放置したまま矯正を始めると、マウスピースの装着時間が長いためにマウスピースによって唾液の流れが制限され、虫歯がさらに悪化するリスクが高まります。また、虫歯治療で歯を削ったり詰め物をしたりすると、歯の形が変わるため、作成したマウスピースが合わなくなることもあります。
そのため市ヶ谷番町歯科クリニックでは、矯正治療を始める前に口腔内の状態をしっかりと確認し、必要に応じて虫歯治療を優先的に行うことをおすすめしています。
1.2. 虫歯の程度によって矯正開始のタイミングが変わる
虫歯の進行具合によって、矯正治療を開始できるタイミングは変わってきます。ごく初期の虫歯であれば、経過観察をしながら矯正治療を同時進行させることも可能です。しかし、痛みがある場合や、穴が空いている場合、神経に近い深い虫歯の場合などは、先に治療を完了させる必要があります。
被せ物や詰め物をする必要がある虫歯治療は、歯科医師の判断により、仮の詰め物をする段階で矯正治療を開始し、歯並びや噛み合わせが整ってから被せ物や詰め物を作製するケースもあります。
以下のように、虫歯の状態によって対応が異なります。
| 虫歯の状態 | 対応方法 | 矯正開始のタイミング |
|---|---|---|
| 初期虫歯(エナメル質のみ) | 経過観察または予防処置 | 矯正と同時進行可能 |
| 中程度の虫歯(象牙質まで) | 詰め物などの治療が必要 | 治療完了後に矯正開始 ※被せ物は矯正後に作製する場合もあり |
| 深い虫歯(神経に近い) | 根管治療が必要な場合も | 治療完了後に矯正開始 ※被せ物は矯正後に作製する場合もあり |
歯科医師は、レントゲン撮影や口腔内検査を通じて虫歯の状態を正確に把握し、最適な治療計画を立てます。

1.3. 歯科医師が総合的に判断するポイント
虫歯があるからといって、必ずしも矯正治療を諦める必要はありません。歯科医師は以下のようなポイントを総合的に判断して、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を提案します。
- 虫歯の本数と進行度
- 虫歯の位置(前歯、奥歯など)
- 患者さんの希望する治療開始時期
- 矯正治療の期間と虫歯治療の期間のバランス
- 口腔内の衛生状態と患者さんのセルフケア能力
市ヶ谷番町歯科クリニックでは、初診時に詳しいカウンセリングと検査を行い、虫歯治療と矯正治療の両方を見据えた総合的な治療プランをご提案しています。

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2. 虫歯治療と矯正治療を同時進行するメリットとデメリット
2.1. 同時進行が可能なケースとその条件
虫歯の状態や位置によっては、虫歯治療と矯正治療を同時に進めることも可能です。たとえば、矯正開始後に定期検診で発見された初期虫歯などは、矯正を中断することなく治療できることがあります。
同時進行が可能な条件としては、以下が挙げられます。
- 虫歯が初期段階で痛みがないこと
- 治療によって歯の形が大きく変わらないこと
- マウスピースの装着に影響が出ないこと
- 患者さんが口腔ケアをしっかり行えること
歯科医師と相談しながら、無理のないスケジュールで進めることが大切です。

2.2. 虫歯治療後に歯の形が変わることへの対応
虫歯治療では、歯を削って詰め物や被せ物をすることがあります。このとき、歯の形や大きさが治療前と変わってしまうことがあり、すでに作成したマウスピースが合わなくなる可能性があります。
そのため、虫歯治療を行った後は、必要に応じてマウスピースを再作成したり、治療計画を修正したりすることがあります。治療費や期間に影響が出ることもあるため、事前にしっかりと説明を受け、納得した上で治療を進めることが重要です。
市ヶ谷番町歯科クリニックでは、追加のマウスピースを作製するタイミングにあわせて治療を行なったり、虫歯治療と仮詰めの処置は矯正前に行い、最終的な詰め物や被せ物の作製のみ矯正治療完了後にするなど、矯正治療期間にできるだけ影響がないように治療計画を立てています。

2.3. 治療計画の立て方で矯正期間を無駄にしない工夫
虫歯治療と矯正治療をスムーズに進めるためには、最初の段階でしっかりとした治療計画を立てることが何よりも大切です。虫歯の治療が必要な場合は、矯正治療を始める前にどの歯をどのタイミングで治療するかを明確にしておきます。
また、矯正治療中に新たな虫歯ができないよう、定期的なメンテナンスとセルフケアの徹底が必要です。歯科医師と歯科衛生士が連携して、患者さんの口腔内の健康を守りながら、効率的に矯正治療を進められるようサポートします。
3. マウスピース矯正中に虫歯になるリスクと予防法
3.1. マウスピース装着中の虫歯リスクが高まる理由
マウスピース矯正では、1日20〜22時間程度マウスピースを装着する必要があります。この長時間の装着によって、口の中の唾液の流れが悪くなり、虫歯のリスクが高まることがあります。
唾液には、口の中を洗浄したり、虫歯の原因となる酸を中和したりする大切な役割があります。マウスピースを装着していると、この唾液の働きが十分に発揮されず、歯の表面に汚れや細菌が残りやすくなります。また、マウスピース自体に汚れが付着すると、それが虫歯の原因になることもあります。

3.2. 矯正中の虫歯を防ぐための毎日のケア習慣
矯正中の虫歯を予防するためには、毎日のセルフケアが欠かせません。以下のポイントを習慣化することで、虫歯のリスクを大幅に減らすことができます。
- 食後は必ず歯磨きをしてからマウスピースを装着する
- マウスピースも毎日洗浄して清潔に保つ
- フロスや歯間ブラシを使って歯と歯の間もしっかり磨く
- フッ素入りの歯磨き粉を使用する
- 甘い飲み物や食べ物の摂取を控える(だらだら食べは特にNG)
市ヶ谷番町歯科クリニックでは、矯正治療を始める前に正しいブラッシング方法やマウスピースのケア方法について丁寧に指導しています。

3.3. 定期検診で早期発見・早期治療を徹底する重要性
矯正治療中は、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。定期検診では歯並びの変化だけでなく、虫歯や歯周病の有無も確認します。
初期の虫歯であれば、簡単な処置で済むことが多く、矯正治療への影響も最小限に抑えられます。逆に、虫歯を放置してしまうと、痛みが出たり、治療が大がかりになったりして、矯正治療を中断せざるを得なくなることもあります。
定期検診は、通常1〜3ヶ月に1回のペースで行われます。この機会に、歯科衛生士によるプロフェッショナルなクリーニングを受けることで、セルフケアでは落としきれない汚れもしっかり除去できます。

4. 矯正開始前に改善すべき根本原因:舌癖や口呼吸への対策
4.1. 歯並びが悪化する原因は虫歯だけではない
歯並びが悪くなる原因は、遺伝的な要因だけでなく、日常の癖や習慣が大きく関係しています。舌で歯を押す癖や口呼吸などの悪習癖は、歯並びを悪化させる大きな要因です。
マウスピース矯正で歯並びをきれいにしても、これらの悪習癖を改善しなければ、矯正治療後に歯並びが元に戻ってしまう「後戻り」が起こる可能性があります。そのため、矯正治療と並行して、根本的な原因にもアプローチすることが大切です。
4.2. 舌癖(舌で歯を押す癖)が歯並びに与える影響
舌癖とは、無意識のうちに舌で前歯や横の歯を押してしまう癖のことです。普段から舌が正しい位置にないと、歯並びが悪化する要因の一つとなります。
特に、飲み込むときに舌を前に突き出す癖がある場合、前歯が前方に傾いて出っ歯になったり、上下の歯の間に隙間ができる開咬になったりすることがあります。舌癖を改善するためには、舌の正しい位置を意識するトレーニングや、歯科医院で行う口腔筋機能療法が効果的です。

4.3. 口呼吸が虫歯や歯並びの悪化を招くメカニズム
本来、人間は鼻で呼吸するのが正常ですが、鼻づまりや習慣によって口呼吸になっている人が増えています。口呼吸を続けていると、口の中が乾燥して唾液の量が減り、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
また、口呼吸によって口が常に開いていると、舌の位置が下がり、上あごの成長が不十分になったり、歯並びが悪くなったりすることがあります。特に子どものうちから口呼吸が習慣化していると、顔の骨格の発育にも影響を与えるため、早めの対策が必要です。

4.4. 矯正と同時に悪習癖を改善することで後戻りを防ぐ
マウスピース矯正で歯並びを整えるだけでなく、舌癖や口呼吸などの悪習癖を同時に改善することで、矯正後の後戻りを防ぐことができます。
市ヶ谷番町歯科クリニックでは、矯正治療と並行して、患者さんの悪習癖を見つけ出し、改善のためのトレーニングやアドバイスを行っています。舌のトレーニングや鼻呼吸の練習など、日常生活の中で簡単にできる方法もたくさんあります。

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5. 虫歯があってもマウスピース矯正を成功させるための5つのポイント
5.1. 信頼できる歯科医院で総合的な診断を受ける
マウスピース矯正を成功させるためには、矯正治療だけでなく虫歯治療や予防歯科にも対応できる歯科医院を選ぶことが大切です。虫歯があっても、総合的な視点で治療計画を立ててくれる歯科医院なら、安心して治療を任せられます。
初診時には、しっかりとカウンセリングを受け、疑問や不安を解消してから治療を始めましょう。
市ヶ谷番町歯科クリニックは、矯正治療だけでなく虫歯治療や予防歯科にも対応している総合歯科です。患者さんのご希望はもちろんのこと、お口の中全体を見た上で最適な治療計画をご提案します。
5.2. 虫歯治療と矯正治療のスケジュールをしっかり相談する
虫歯治療と矯正治療の両方が必要な場合は、どちらを優先するか、どのように並行して進めるかを歯科医師と十分に相談することが重要です。治療期間や費用、通院回数なども含めて、無理のないスケジュールを組みましょう。
5.3. マウスピースの正しい使い方と清潔管理を徹底する
マウスピースは、正しく使わなければ効果が得られません。装着時間を守ることはもちろん、マウスピース自体の清潔管理も徹底しましょう。使用後は水で洗い、専用の洗浄剤を使って定期的にしっかり洗浄することが大切です。

5.4. 矯正中の口腔ケアを習慣化して虫歯の再発を防ぐ
矯正治療中は、いつも以上に丁寧な口腔ケアが必要です。食後の歯磨き、フロスの使用、フッ素の活用など、毎日のケアを習慣化することで虫歯の再発を防ぐことができます。
歯科医院での定期クリーニングも忘れずに受けましょう。
5.5. 舌癖や口呼吸などの悪習癖を改善するトレーニングを取り入れる
矯正治療の効果を長持ちさせるためには、根本原因である悪習癖を改善することが不可欠です。歯科医師や歯科衛生士の指導のもと、舌のトレーニングや鼻呼吸の練習を日常生活に取り入れましょう。
継続することで、矯正後の美しい歯並びを長く保つことができます。

まとめ
虫歯があってもマウスピース矯正を始めることは可能ですが、治療を成功させるためには、虫歯治療と矯正治療のバランスを考えた計画が必要です。
虫歯の状態によっては先に治療を完了させることが推奨されますが、初期の虫歯であれば矯正と同時進行できる場合もあります。矯正中は口腔ケアを徹底し、定期検診で虫歯の早期発見・早期治療を心がけましょう。また、舌癖や口呼吸などの悪習癖を改善することで、矯正後の後戻りを防ぎ、美しい歯並びを長く保つことができます。信頼できる歯科医院で総合的な診断を受け、あなたに最適な治療計画を立てて、理想の笑顔を手に入れましょう。

※ 本記事の内容は、投稿時現在の情報によるものです。最新の情報は市ヶ谷番町歯科クリニックまでお問い合わせください。


